東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(82)は28日、日本テレビ系列の情報番組「ウェークアップ!ぷらす」に出演。来夏までの1年程度の延期で注目される東京五輪の開催時期について「できるだけ準備期間が長い方がいい」と、春開催ではなく、夏開催の方が望ましいとの考えを示した。

五輪予選、会場、ボランティアなどの準備があり、開催まで期間が必要との考えだ。開催期間の決定時期については「来週までにはある程度の結論が出る」とした。

国際オリンピック委員会(IOC)は26日(日本時間27日未明)、全IOC委員や各国際競技連盟(IF)との電話、テレビによる臨時会議を開催。会議に出席した渡辺守成氏(61)も日刊スポーツの取材に応じ、延期した五輪の開催日程について各競技の予選会の実施を考えると「現実問題、7、8月の開催になるのではないか」と述べている。