国際オリンピック委員会(IOC)も30日夜、東京オリンピック(五輪)が来年7月23日から8月8日、パラリンピックが同8月24日から9月5日の日程で開催されると発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、近代五輪124年の歴史で初めての延期が24日に決定。この日はIOCと組織委員会、東京都、政府の4者で午後6時から東京・晴海で電話会談が行われ、合意した。その後のIOC臨時理事会でも承認され「この新しい日程は、保健当局と大会に関与するすべての組織に対し、新型コロナウイルスのパンデミックによって引き起こされる流動的な状況と混乱に対処するため、最大限の時間を与えます」と声明を出した。

つまり「新しい日程は今夏の日程から、ちょうど1年後。混乱を最小限に抑えることができ、選手やIF(各国際競技連盟)の利益に沿うもの。選手選考プロセスを完了させるのにも十分な時間を提供する」とした。

五輪が7月23日に開幕する案については、組織委、都、政府の3者で合意した上でIOCとの電話会談に臨み、森会長がバッハ会長に提案。受け入れられた。