日本スポーツ振興センター(JSC)は8日、政府の緊急事態宣言を受け、オリンピック(五輪)・パラリンピック選手の強化拠点である東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)と国立スポーツ科学センター(JISS)の利用を中止したと発表した。期間は同日から5月6日まで。宿泊棟の利用者には今週中を目安に退去を求める。

ボートの戸田艇庫(埼玉県戸田市)の利用も中止した。JISSで行っている医療面、栄養面の選手サポートは電話、メールでの実施を続ける。他に、都内にある国立競技場や国立代々木競技場、秩父宮ラグビー場などが中止対象に含まれている。JSCは在宅勤務などを進めるため、ドーピング対策の通報窓口、暴力や不正行為の相談窓口で新規の受け付けを取りやめる。

NTCやJISSは東京五輪・パラリンピックなどに向けたトップ選手のトレーニング施設を備え、感染防止対策を講じて使用できる環境を維持してきた。一方、最近の感染状況を踏まえ、各競技団体では自粛の動きが広がっていた。(共同)