競泳でオリンピック(五輪)2大会連続2冠の北島康介氏(37)が24日、自身のインタスタグラムを更新した。

延期前の東京五輪開会式に合わせて「本来であれば、今日オリンピック開会式当日。コロナは世界のスポーツのあり方を変えてしまった。選手であったらどう感じていただろうか。今日という日を夢見て、目標にして、楽しみにしていた選手や関係者を思うと、切ない気持ちになる」とした。

そして収束が見えないコロナ禍について触れた。

「1年後の開幕が本当に行われるのか。選手は本来、自己を高め、最高なパフォーマンスをすることを考え、突き進むことをやめないことで存在意義を感じ、前を向いてきた。五輪開催に向けて、批判の対象にだけはなってほしくない。全ての人がこのオリンピックを望める状況ではないかもしれないが、僕はここ国立競技場に聖火が灯る日を楽しみにしています。364日後に世界中の選手たちが笑顔でここに集まりますように」と、祈りを込めた言葉で締めくくった。