新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京オリンピック(五輪)の聖火が11月7日から14道府県で巡回展示される方針であることが26日、複数の大会関係者の話で分かった。石川県から始まり、来年3月の聖火リレー開始前まで実施される。北海道では世界自然遺産の知床の斜里町など聖火リレーのルートに入っていない市町村も含まれており、五輪の機運を地方に拡大させる狙いがある。

展示は石川、三重、愛媛、大分、広島の各県、北海道、大阪府、奈良、岐阜、福岡、新潟、高知、山口、岩手の各県を来年3月16日まで順次、巡る計画。聖火リレーは同25日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を出発し、121日間かけて全47都道府県の859市区町村を巡る。

聖火の地方展示は高市早苗前総務相が大会組織委員会の森喜朗会長に提案。総務省が全国から希望自治体を募り、選定した。経費の半額を特別交付税で賄う予定。

東京五輪の聖火は、今年3月に古代五輪の舞台であるギリシャ・オリンピア遺跡で太陽光から採火され、日本に空輸された。大会の延期決定後も東京都内で保管され、9月からは東京都新宿区の「日本オリンピックミュージアム」でランタンに入れられた状態で一般公開されている。(共同)