東京オリンピック(五輪)は23日、開幕まで半年となった。新型コロナウイルス感染拡大で、東京を含む11都府県に緊急事態が宣言されている中で迎えた節目の日。大会組織委員会などによる公式のイベントはなかった。予定通りの開催に懐疑的な見方が国内外で広がり、日本の状況を見守る海外選手からは不安の声が漏れる。一方で大舞台が実現することを望む声も変わらず上がり続けている。

バレーボール女子で韓国のエース金軟景は聯合ニュースに対し、日本の感染状況が改善されていないとして「開催の希望は持っているが、期待感は失ってきている」との思いを明かした。

開催可否を巡る発言を取り上げたニュースはインターネット上にあふれる。水泳女子オープンウオーターのアリス・デアリング(英国)はツイッターで「ツイッターを使うのは大好きだが雑音が台なしにする。トレーニングのために正しい気持ちでいることが鍵だ」とつづった。「olympics」「tokyo 2020」などの言葉を非表示設定にした画像も載せ、平静を保とうとした。

各国でも五輪開催を前提に代表選考会や合宿が継続されている。競泳でこのほど英国代表に決まった前回リオデジャネイロ五輪男子100メートル平泳ぎ金メダルのアダム・ピーティは「課題は多いけど、五輪が開催されるという希望を持っている」と述べた。

陸上男子短距離のスティーブン・ソロモン(オーストラリア)は英紙ガーディアンに「みんなが五輪に向けた肉体的、精神的な準備に集中している。ワクチンを打った上で日本に行けたら」との考えを示した。