国際オリンピック委員会(IOC)のデュビ五輪統括部長は24日、新型コロナウイルスの影響で今夏に1年延期となった東京オリンピック(五輪)の海外からの観客受け入れ判断について「4月の終わりが適切な時期だと思う」と述べた。理事会後の記者会見でバッハ会長が「4月か5月初めか」と見解を示したことを受けての発言。

デュビ部長は国内の観客と海外からの観客を分けて「二つのステップで決定を下すかもしれない」と付け加えた。

同会長は、国内で開催への異論が根強い状況に対し「パンデミックで人々が疑心暗鬼になり、将来に疑問を持つことはよく理解できる。五輪に懐疑的な人がいることは驚きではない」と指摘。ワクチンの普及で感染率が低下すれば国民はより楽観的になるとの見方を、オンラインで理事会に初出席した大会組織委員会の橋本聖子新会長が示したと明らかにした。

バッハ会長は、複数の国で選手のワクチン接種が始まり、政府と各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)で接種に向けた連携が進んでいる国もあるとして「非常に満足している」と歓迎した。IOCは五輪選手に接種を推奨している。

理事会では難民選手団の一員として東京五輪出場を目指す55選手を支援していることが報告され、競技力や男女のバランスなどを考慮して6月の理事会でメンバーを最終決定することになった。(共同)