東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は25日、五輪聖火リレーの新型コロナウイルス感染症対策を発表した。3月25日のグランドスタート(福島・Jヴィレッジ)1カ月前に説明会を開催し、主な対策として以下の点を挙げた。
・聖火リレー沿道での密集の回避
※聖火ランナー走行の模様はインターネットのライブ中継で視聴可能
※著名人ランナーについては密集対策ができる場所での走行を予定
・聖火リレー沿道およびセレモニー会場におけるマスクの着用、大声ではなく拍手等での応援
・セレモニー会場の事前予約等による密集の回避
・過度な密集が発生した場合はリレーを中断
また、観覧客・聖火ランナー・運営スタッフをはじめとする聖火リレー関係者と地域住民双方の感染防止に努め、安全・安心な聖火リレーを実現するため以下の新型コロナウイルス感染症対策を実施するとした。
<1>3密(密閉・密集・密接)の回避
<2>飛沫(ひまつ)感染・接触感染防止
<3>殺菌・消毒の徹底
<4>体調管理・確認の徹底
<5>広報・周知の徹底
<6>陽性者・体調不良者発生時等の対応計画の作成
そして「沿道における観覧についての注意事項」として、居住する都道府県以外での観覧は控えるよう要請。走行の模様については「聖火リレー期間中は毎日インターネットのライブ中継で視聴していただくことが可能ですので、沿道の密集を避けるために、なるべくライブ中継でご覧いただきますようお願いいたします」と推奨した。
海外から入国する聖火ランナーについては「その時点における日本政府の入国管理方針に従っていただきます」とし「特例扱い」にはならないと示された。