東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの準備状況を確認する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会が21日、3日間の日程を終え、IOCのジョン・コーツ調整委員長とクリストフ・デュビ五輪統括部長、組織委の橋本聖子会長と武藤敏郎事務総長が会見した。

大会前、最後の開催。冒頭でコーツ委員長は「めざましい作業の最終段階。特に健康、安全に関して話し合いました。すべての人にとって、日本国民の皆さまにとても安全。医療従事者に関して朗報があります。IOCが積極的に連携して海外から派遣します。ワクチンに関しても、選手村に入る人々の75%が、最終的には8割を超える人が接種できるだろう」と、IOCトーマス・バッハ会長が19日に発言したことと同じ内容を繰り返した。

予選については「選手の72%が決まった。約8000人で、あと20%は世界ランキング、8%は残りの予選で決まると聞いている。テスト大会も、感染拡大などなく安心安全に行われ、各国からの評価も高かった」と準備が順調であることも強調した。