鈴木千代(27=クロス・ヘッド)、坂口由里香(26=大樹グループ)組は悔しさが残る敗戦となった。前日に勝利した石井、村上め組と決勝で再戦し、この日は相手の勢いのあるサーブから終始押され気味の展開。16-21、12-21と大きくリードされストレート負けを喫し、開催国枠での東京オリンピック(五輪)出場を逃した。

敗因について鈴木は「1番はサーブ。そこの威力が半端じゃなかった」と舌を巻き、「昨日と同じ試合をすれば勝てると思ったんですが、一歩も二歩も先を行かれた」とベテランペアの修正力の高さを実感していた。坂口は「打っても打っても、拾ってくる。プレッシャーにうまくつけ込みたいと思ったんですが」と悔しさをかみしめながら、先を見据えた。

東京五輪には各国最大2組出場可能で、残る1枠はオリンピックランキング(来月13日まで)で上位15チームに入るか、来月18日から始まる大陸予選で優勝すると得られる。5月10日時点の日本の最上位は、石井・村上め組の19位。大陸予選には2チームが出場することになっており、日本バレーボール協会は近く派遣選手を発表する予定。