日本オリンピック委員会(JOC)の経理部長の男性が7日に線路に飛び込み電車にはねられて死亡した件で、複数の理事が10日の理事会で原因究明を求めることが9日、分かった。ある理事は「発生から3日間、JOCから何も具体的な説明がなされていないのは、ありえない。うやむやにしたままでは五輪は迎えられない」と話した。一方、山下泰裕会長はこの日の取材に「ご遺族のご意向を尊重したい」と述べるにとどめ、調査に関しては慎重な姿勢を見せた。