東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は23日、観客向けの新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン第1版を公表し、前日の説明から一転、競技会場内の飲酒とアルコールの持ち込みを禁止する内容に差し替えた。

前日までは「過度な飲酒はお控えください」との内容でガイドラインを示すよう調整していた。

観戦の事前準備は接触確認アプリ(COCOA)等の事前登録の推奨や体調管理を呼び掛けた。マスク着用や自宅や宿泊場所等からの直行直帰、交通機関利用時の談笑や会話の自粛も求めている。

会場内では、必要に応じた席の移動や不必要な回遊の自粛、通路などでのグループ飲食を禁止。また、大声や指笛などでの応援、タオルなどを振り回すこと、他の観客やスタッフとのハイタッチや肩を組んでの応援、選手への声掛け、サイン、ハイタッチ、握手も禁止した。

観戦後は路上等での飲食や談笑の自粛、チケットの14日間の保管を求めた。

ガイドラインが守られない場合、入場拒否や退場措置を取ることがあるとしている。