フィギュアスケート男子で冬季オリンピック(五輪)2連覇の羽生結弦(26=ANA)が24日、世界初のパラリンピック公式ゲーム「The Pegasus Dream Tour(ザ・ペガサス・ドリーム・ツアー)」のアンバサダーに就任した。

理想の未来を目指すオンライン仮想都市「ペガサスシティ」を舞台に、ゲームのプレーヤーがアバター(分身)を通じてパラリンピック競技を体験。成長させていくロールプレーイングゲーム(RPG)で、羽生のアバターと出会えたり、自身のアバターと記念撮影をすることができる。

国際パラリンピック委員会(IPC)初のオフィシャルスマートフォン向けゲームとして、この日から配信が始まった。

羽生は「このたび『ザ・ペガサス・ドリーム・ツアー』のアンバサダーに就任しました。個人的にもゲームが大好きで、アスリートとして、パラスポーツの熱気をゲームで体感できるというのは、とても楽しみです。僕もゲーム内に登場する予定なので、ペガサスシティでぜひお会いしましょう」とコメントした。

動画でもメッセージを寄せ「世界初となるパラリンピック公式ゲーム『ザ・ペガサス・ドリーム・ツアー』のアンバサダーに就任しました。この町でドリーム・ツアーを楽しんでください。僕の分身も暮らしていますので、仲良くしてくださいね」と、ほほ笑んだ。

ゲームの制作を手掛けたのはJP GAMES社で「羽生選手ご自身もゲームが好きとのことで、ゲームを通じてパラリンピックを盛り上げるというミッションに共感いただき、ペガサスアンバサダーに就任いただくこととなりました。羽生選手としては初のゲーム出演となります」と発表した。

配信開始の時点ではボッチャ、100メートルスプリントの2競技が楽しめ、車いすレース、5人制サッカー、車いすバスケットボールが追加される予定となっている。【木下淳】