東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)が25日、都内で会見を行い、天皇陛下が東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開催が新型コロナウイルス感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察していると、宮内庁の西村泰彦長官が発言した件について「安心につながるよう、安全対策への取り組みに努力していく」と、引き続き、安心安全な大会運営に取り組むとした。

菅義偉首相、丸川珠代五輪相はこの日、いずれも「長官の見解だと受け止めている」との見解を示した。橋本氏は、首相の見解と同様かと聞かれると「都民、国民の皆さんの命と健康を守っていくことを考えながら、政府や東京都らと一丸となってやっていかないといけない。少しでも不安があっては、大会の成功とは言えない」と答えた。