国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)が17日、都内で開いた理事会後にメインプレスセンター(MPC)で会見した。翌18日に、自身やIOC理事が招かれる歓迎会が東京・迎賓館赤坂離宮で行われ、約40人が出席することが発表されたばかり。日本側から菅首相や小池都知事、橋本組織委会長らが出席することについて、緊急事態宣言下で都民や国民が我慢を強いられており、歓迎会をキャンセルする意思はなかったのか聞かれると、こう答えた。

「組織委から招待いただいたものだ。全て制約があり、制限を守った形で実施されると思います。我々はゲストでしかありません」

そう言って辞退する考えがないことを示した。

歓迎会は、言葉通り組織委主催。先だって行われた日本側の会見で、同じく開催の是非を問われた橋本会長は「規模は小さく、飲食も伴わない。ソーシャルディスタンスを保ちながら、十分に距離を取って歓迎会を実施させていただきたいと考えています」と説明していた。【木下淳】