丸川珠代五輪相が20日、閣議後の会見で、韓国のオリンピック委員会を兼ねる大韓体育会が、東京オリンピック(五輪)選手村の食事に福島県産の食材が使われるのを懸念し、選手団用給食センターを設置した件について、否定的な見解を示した。

丸川氏は「被災地の食材は関係法令に基づき安全性が確保されている。放射性物質汚染を理由に、自国の食材を持ち込む必要がない、と考えている」と話した。

「引き続き、科学的根拠に基づいた正確な情報を各国に対し、丁寧に説明していく」と、政府としても風評被害払拭(ふっしょく)に努めていくとした。