東京五輪に参加するため来日したチェコの代表選手団から新型コロナウイルスの陽性者が相次いでいる。

大会組織委員会が23日発表した大会関係者19人の新規陽性者の中に、チェコのビーチバレー女子選手が含まれていた。同国ではこれで計6人の感染が判明。アンドレイ・バビシュ首相が「スキャンダル」と呼ぶなど波紋を広げている。

これまでチェコの代表選手団で陽性となったのは、選手4人とスタッフ2人。相次ぐ感染を受けて同国のオリンピック委員会は、選手団が東京入りしたチャーター機について調査を開始した。

地元メディアなどによると、陽性となったビーチバレー女子選手は五輪3大会連続出場なるマルケタ・スルコバ。ペアと一緒に24日の1次リーグF組初戦で、石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)、村上めぐみ(オーイング)組と対戦することになっていた。国際バレーボール連盟は同日にチェコのペアが1次リーグ3試合を棄権すると発表。当該試合の扱いはいずれも0-21、0-21。石井、村上組が不戦勝で勝ち星を得た。