東京オリンピック開閉会式でエグゼクティブプロデューサーを務める日置貴之氏が24日、開会式終了後に会見を行い、長嶋茂雄氏、王貞治氏、松井秀喜氏の3人を聖火ランナーに起用した理由を「レジェンドであることがすべて」と説明した。

日置氏は「日本のスポーツの中で、非常に大きな意味を占めている方々。誰もがあこがれるヒーローということは疑いの余地がない。3人がそろって出てもらえた。夢のような共演です」と、3人の出演実現を喜んだ。さらに「長嶋さんが自分でお歩きになるというところを、心打たれて見させていただいた。ありがとうございました」と感謝した。

3人に聖火をつないだ吉田沙保里氏も会見に出席。「リハーサルをやるまで、誰に渡すかとかも分からなくて。お3方にと分かった時、鳥肌が立って、涙が出た。本当にこんな光栄なことはない。ドキドキしましたが、しっかりつなぐことができた。とてもうれしかったです」と興奮気味に話した。