東京オリンピック(五輪)で実施されていた国際オリンピック委員会(IOC)アスリート委員の選挙投票結果が4日、東京・有明のメインプレスセンター(MPC)で発表され、日本から立候補していたフェンシング五輪2大会連続銀メダリストの太田雄貴氏(35=国際フェンシング連盟副会長)が初当選した。任期は28年ロサンゼルス五輪まで。

日本オリンピック委員会(JOC)を通じて太田氏が出したコメントは以下の通り。

IOCアスリート委員会選挙当選のご報告

本日、IOCアスリート委員会選挙の投票結果の発表があり、当選することができました。まずは、応援いただいた多くの皆さまに深く感謝申し上げます。

30名の立候補者の中から選出された4名のアスリート委員のうちの1名となったことは、世界中のアスリートの皆さんからの期待と受け止め、他のIOCアスリート委員の皆さんとともにこれから全力で活動していきます。

IOCアスリート委員会選挙の立候補ファイルでも所信表明いたしましたが、スポーツの価値を維持し、オリンピック競技大会を通じて、気候変動などの環境問題、ジェンダー平等の実現などの社会課題解決に、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

選挙活動期間中にアスリートの皆さんからいただいた数多くの応援、関係者の皆様のご理解とご協力に改めて感謝するとともに、2024年パリ、2028年ロサンゼルス、そして、その先の未来へと続くスポーツ界のために、世界中のアスリートの代表としての重要な役割を果たしてまいります。