パラトライアスロンPTV1(視覚障害)の円尾敦子(47=日本オラクル・グンゼスポーツ)が16日、オンラインで会見した。

東京パラリンピック代表に追加選出されたのは、24日の開幕まで半月を切った今月10日。「出場が決まってうれしくて、言葉もなかった」と、直前の代表決定を振り返った。

日本トライアスロン連合がパラリンピック代表内定6選手を発表したのは7月8日。落選した円尾は「落ち込んで、体重も3、4キロ減った」。目標を失って1カ月ほど休養。次の目標としてロングディスタンスへの挑戦を考えていた時に舞い込んだ朗報だった。

初出場した16年リオデジャネイロ大会は「右も左も分からず」9位。「東京には、まともなトライアスリートとして出場したいと思っていた」。支えてくれる人たちのために、頑張っている姿を見せたい。「リオより少しでも上の順位を目指したい」と、本番への意気込みを口にしていた。