航空自衛隊は18日までにツイッターを更新し、8月24日に開幕する東京パラリンピックに合わせて、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行を再び行うと発表した。一方で今回は「密」対策を施し、「五輪飛行」の際とは異なる内容になることも明かした。

先月23日に行われた東京オリンピック(五輪)の飛行では、告知された「観覧スポット」に多くの人が見物に訪れ、各所で「密」が発生する事態になった。そのため今回、空自ツイッターは「(今回は)特定の場所でシンボルを描く予定はありません。『密』を生起させることがないよう、またひとりでも多くの方にご覧いただけるよう、東京都内上空を周回する予定です」としている。その上で特定の場所に集まらない、間隔をあけるなど、新型コロナ感染拡大防止への協力を呼びかけている。

パラリンピックに合わせた今回の飛行の予行は、8月21日から23日のうちの1日を予定し、実施日は決まり次第発表される。また24日当日の飛行時間は23日に発表されるという。五輪飛行の時と同様に、飛行映像の配信も予定している。

先月23日の飛行では、飛行直前に飛行ルートや飛行時間がSNSで次々と発表され、ネット上で大きな盛り上がりに。ブルーインパルスは東京都庁、東京タワー、東京駅、東京スカイツリー、国立競技場上空を飛行。それぞれの場所に多くの人が集まり、飛行や、カラースモークで描かれる五輪マークを見守った。