航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」は22日午後2時ごろ、都内で東京パラリンピック開会日(24日)の展示飛行に向けた予行を実施した。

この日は7機10人で、本番と同じルートを飛行。埼玉・入間基地を出発し、やや雲が多い都心上空に進入。白いスモークを出しながら、約15分間にわたって時計回りに大きく周回した。

7月の五輪開会日の時は、都内各地で密集が発生。国立競技場付近で描かれる五輪マークを見ようと人々が待機し、長時間にわたって密が続く場所もあった。今回は特定の場所でシンボルマークを描かず、予定も前日に発表した。五輪時に密集ができた国立競技場最寄りのJR千駄ケ谷駅周辺では人は集まったが、前回よりは少なめだった。葛飾区の荒川河川敷付近では午後2時前から少なくない人々が集まり、歓声を上げていた。

24日の本番についても、飛行時間を前日23日に発表する予定。また、本番ではパラリンピックのシンボルマーク「スリーアギトス」と同じ、赤、青、緑のカラースモークを出しながら、飛行するという。