東京パラリンピック聖火リレー東京都最終日の「都内到着式」が24日、1964年(昭39)東京パラリンピックのメインスタジアムだった代々木公園陸上競技場(通称織田フィールド、東京都渋谷区)で行われ、国際パラリンピック委員会(IPC)特別親善大使で「新しい地図」として活動する稲垣吾郎(47)、草なぎ剛(47)、香取慎吾(44)の3人が最終走者を務めた。

稲垣は「たくさんの方々の思いや希望がつまった聖火をつないでいくことに責任の重さも感じたのですが、無事に完走できてホッとしております。僕らがつないだ聖火が、オリンピックスタジアムの聖火台に灯ることを楽しみにしております」。草なぎも「3人で走ることが出来て、すごく感動的でした。トーチが意外に重くてビックリした。2人と話したいと思ったのですが、無言で1歩1歩かみしめるように織田フィールドを走れたことが、すごいうれしかったです」と笑顔を見せた。

東京都でつないだ聖火はランタンで運ばれ、24日夜の開会式の聖火ランナーへと受け渡される。香取は「競技もそうですけれど、選手の皆さんの熱い思いを、ずっと応援させていただいてきたが、無観客という形ではありますが、1人でも多くの方に、おうちで声援を送っていただけたらと思っています。僕も大きい声で選手の皆さんを応援したい」。無観客で行われた「到着式」から、オンライン放送を通じて呼び掛けた。【鎌田直秀】