視覚障害の米岡聡(35=三井住友海上)が、初出場で銅メダルを獲得した。

スイムを2位であがった米岡は、バイクで4位に後退したものの、得意なランで1人抜き、1時間2分20秒でゴールした。この日、トライアスロンに2個目のメダルをもたらした。

米岡は10歳の時に網膜剥離を発症。20歳からマラソンに取り組み、13年からは本格的にトライアスロンに参戦した。19年からは同じ所属のエリートトライアスリート、椿浩平(29)をガイドに成長。今年4月のアジア選手権で優勝し、今大会のメダル候補に躍り出ていた。

男子PTS4(運動機能障害)の宇田秀生(NTT東日本・NTT西日本)が1時間3分45秒で銀メダルを獲得。トライアスロンが初採用された2016年リオデジャネイロ大会では表彰台がなかった日本勢が2メダルを獲得した。