既に準々決勝進出を決めている日本は、16年リオデジャネイロ大会4位のトルコを破り、1次リーグ4勝1敗の2位で決勝トーナメントに進むことになった。

両チーム最多22得点を挙げたベテランの香西は「2位通過に一喜一憂するのではなく、まずは明日しっかり休んで、あさっての準々決勝に向かいたい」と気持ちを新たにしていた。

序盤に8点リードを許した日本だが、その後、香西の外角シュートなどで一時は1点差に詰め寄るなど、9-12で第1クオーター(Q)を終了。第2Qでも堅い守りから攻撃のリズムを作って勝ち越し、28-27と1点リードして前半を折り返した。

後半も一進一退の攻防が展開された。3Q序盤に連続得点を許した日本が追いかける形となったが、終盤に3点シュートで追い上げ、古沢のシュートで逆転して最終Qへ。第4Qでも競り合いが続いたが、香西の活躍などで残り3分を切って日本が一気に突き放した。終盤の大事な局面でスチールを決めた香西は「(スチールは)常に狙っている」と話し、相手の疲労度やパスの距離などを頭に入れたうえで、「状況を見ながら、これは行けるかなと行ったら、取れたという感じだった」と冷静に振り返った。

準々決勝は9月1日に行われる。