東京パラリンピックの自転車で2冠の杉浦佳子(50=楽天ソシオビジネス、掛川市出身、掛川西高出)が4日、都内で会見した。前日3日にロードレース(運動機能障害C1~3)で得た今大会2つ目の金メダルに「このメダルは点字がついている。視覚障がいの子どもたちにもたくさん触ってほしい」と願った。

「静岡で生まれ、静岡で事故にあって、静岡で金メダルをとった」と、「静岡愛」を口にする。今大会第11日までに日本が獲得した8個の金メダルのうち、6個は静岡出身者(杉浦2、陸上・佐藤友祈2、水泳・鈴木孝幸1、ボッチャ・杉村英孝1)。好調の理由について、杉浦は「静岡は自然が豊かで山もあり、雪もないので練習場所に困らない」と説明した。

最後には「お茶もあるかも。いつも、飲んでいました。掛川茶、元気になるので、ぜひ飲んでください」と、生まれ故郷の特産品をアピールした。【荻島弘一】