【ベルリン(ドイツ)=山本幸史】男子団体追い抜き予選で、日本新の3分52秒956をマークした。なお、全体では9位となり予選敗退、同種目での東京五輪出場はなくなった。

日本チームは今村駿介、窪木一茂、沢田桂太郎、近谷涼の4人で参戦。昨年12月W杯第4戦(ニュージーランド・ケンブリッジ)でマークした、3分56秒287から4秒近くタイムを更新したが、8位のスイスにわずか0秒7及ばなかった。

沢田は「僕らも、4分53秒を切ることは想像できなかった。あのタイムで9位ならしょうがない。今まででベスト以上の結果」と胸を張った。また、中距離チーム最年長30歳の窪木は「悔しさよりうれしさが勝っている。今のベストは尽くした。今後は、オムニアムでの五輪出場の可能性があるので、その発表を待ってから決めたい。今年も挑戦の1年だと思う」と語った。