東京オリンピック(五輪)に向けた自転車BMXフリースタイル・パークのテスト大会が17日、本番会場の有明アーバンスポーツパークで行われた。

しかし、風雨の悪天候で、午後の決勝は中止。決勝のスタート順を決める午前の試技が最終順位となった。雨や風に影響を受ける競技だけに、本番でも同じことが想定される。東京五輪大会運営局の森泰夫次長は「鉄骨のいくつかの隙間を幕で覆う。予備日も想定している」と、風雨対策も抜かりないとした。

BMXフリースタイル・パークは今回の五輪から採用となった種目だ。会場は6600人収容予定で、この日、出場した男子の大和晴彦は「コンパクトな会場。バリエーションが多くできるコース。盛り上がるので、たくさんの観客が入ってほしい」。もし無観客でも「(代表の中村)輪夢は、いつも1人で練習しているから問題ない」と話した。

会場はBMXレーシング、スケートボードの会場と一緒になった総工費約40億円をかけて建設された有明アーバンスポーツパークの一角にある。当初4月24、25日に予定されていたテスト大会だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた。東京五輪代表の中村輪夢(19)、大池水杜(24)は出場しなかった。