東京五輪の自転車BMXフリースタイル女子パーク決勝が1日、東京・有明アーバンスポーツパークで行われた。大池水杜(みなと、24=ビザビ、島田工高出)の出身地・島田市では、染谷絹代市長(67)ら市職員10人が同市役所でテレビ観戦。エールを送った。

大池は、1本目に最初のバックフリップで転倒。2本目には同トリックを成功させるなど逆転を狙ったが、惜しくも7位に終わった。染谷市長は「転倒をして、きっと怖い部分もあったと思う。それでも果敢に挑戦し、笑顔を絶やさず7位入賞。よく頑張ったと思います」と、ねぎらった。

18年のW杯で日本人初優勝を果たすなど、第一人者としてけん引してきた大池。メダルには届かなかったが、東京五輪から採用の新種目で果敢に世界に挑んだ。同市長は「すごくBMXが身近になった。こんなに醍醐味(だいごみ)があるスポーツがあることを市民、県民に知らしめてくれた功績も大きいものがあると思います」と、たたえた。【前田和哉】