日本ラグビー協会は13日、19年ワールドカップ(W杯)日本代表で7人制で東京オリンピック(五輪)を目指していた福岡堅樹(27=パナソニック)が、7人制日本代表のトレーニングスコッドから離脱したと発表した。関係者によると、東京五輪への挑戦は断念するという。

福岡は20年シーズンのトップリーグで第2節までプレー。3月から7人制日本代表候補合宿に参加していた。その後、新型コロナウイルスの影響で東京五輪の1年延期が決まった。

福岡はかねて東京五輪後に医師の道へ進むと公言していた。14日に記者会見を開き、自ら今後について説明する。

加えて日本協会は、以下の選手も7人制日本代表の活動から離脱すると発表した。

<第2次五輪スコッド>

桑水流裕策(34=コカ・コーラ)

橋野皓介(32=キヤノン)

山内俊輝(27=リコー)

<トレーニングスコッド>

ジョー・カマナ(28=コカ・コーラ)

 

◆福岡堅樹(ふくおか・けんき)1992年(平4)9月7日、福岡県古賀市生まれ。5歳でラグビーを始める。福岡高3年時に全国高校大会(花園)に出場。医者志望で複数の大学からの誘いを断り、1浪後に筑波大(情報学群)に進学。大学では2度の大学選手権準優勝に貢献。15、19年W杯日本代表。15人制代表キャップは38、7人制同キャップは4。祖父は内科医、父は歯科医。176センチ、85キロ。