ラグビー7人制男子代表の岩渕健輔ヘッドコーチ(44)は29日、東京五輪の代表選考が難航する可能性を示唆した。埼玉・熊谷ラグビー場で行われた代表候補同士の紅白戦後、今後の選考に関して言及。コロナ禍の影響で来春開催予定の強豪が集うワールドシリーズに出場できない場合、「国内で強化となったら選考の絞り方を考えないといけない。海外大会があれば簡単に人数を絞れるが、国内だと急激に絞ることは難しい」との考えを示した。

16年リオデジャネイロ五輪4位の男子代表はこの日、約10カ月ぶりの実戦となった。国内で観客を入れて試合をすることは珍しく、この日の紅白戦2試合は五輪3次選考を兼ねていた。岩渕氏は今後の選考について、「12月には何らかの形で発表したい」と説明した。