日本ラグビー協会は19日、東京五輪に臨む男女7人制日本代表のメンバー各12人を発表した。

男子は16年リオデジャネイロ五輪で強豪ニュージーランドを破るなど躍進し、4位入賞。前回はバックアップメンバーとして現地入りしたが、出場がかなわなかった松井千士(ちひと、26=キヤノン)と藤田慶和(27=パナソニック)がともに選出された。主将を務める松井は大阪・常翔学園高、藤田は東福岡高時代に15人制の全国高校大会(花園)を制覇。学生時代から期待されてきた2人が、自国開催の五輪で7人制代表をけん引していく。

岩渕健輔ヘッドコーチは「1つはグラウンド内はもちろん、グラウンド外での日本代表としてふさわしい選手、五輪に出るにふさわしい選手。もう1つは東京での五輪で、非常に難しいプレッシャーがかかる局面が多々出てくると思います。(15人制男子の)19年W杯では男子チームが躍進しましたが、開幕戦は簡単にプレーできない状況でした。同じようなプレッシャーが予想できますが、楽しみながら、その中でプレーできる選手を12人選出しました」とポイントを説明した。

メンバーは以下の通り。

【男子日本代表】

石田吉平(明大)

加納遼大(明治安田生命)

セル・ジョセ(近鉄)

副島亀里ララボウラティアナラ(コカ・コーラ)

トゥキリ・ロテ(近鉄)

羽野一志(NTTコミュニケーションズ)

彦坂匡克(トヨタ自動車)

藤田慶和(パナソニック)

ヘンリー・ブラッキン(NTTコミュニケーションズ)

ボーク・コリン雷神(リコー)

松井千士(キヤノン)

本村直樹(ホンダ)

【女子日本代表】

大谷芽生(立正大)

梶木真凜(自衛隊)

小出深冬(アルカスクイーン熊谷)

清水麻有(日体大)

白子未祐(ナナイロプリズム福岡)

堤ほの花(日体大)

永田花菜(日体大)

バティヴァカロロ・ライチェル海遥(アルカスクイーン熊谷)

原わか花(東京山九)

平野優芽(日体大)

弘津悠(ナナイロプリズム福岡)

松田凜日(日体大)