東京オリンピック(五輪出場)が確定している堀米雄斗(22=XFLAG)が、36・75点で優勝した。 

1つの技で競う「ベストトリック」で3回の9点台(10点満点)をマーク。大会2連覇中のライバルナイジャ・ヒューストン(米国)、白井空良(19=ムラサキスポーツ)を抑え、世界選手権初優勝を飾った。

45秒の2回の「ラン」ではミスが目立ち、8人中最下位。ただ、ここから巻き返した。「ベストトリック」の2回(9・20点)、3回(9・10点)、4回(9・47点)と、高難度の技を次々と決めて一気にトップに立った。5月の「デューツアー(米アイオワ州)」で先着されたナイジャ(2位)に、1・00点差を付けて雪辱。五輪に向けて弾みを付けた。

優勝インタビューで堀米は、慣れた様子で英語で「世界選手権には1度も勝ったことがなかったのでうれしい」と喜びを表した。東京五輪に向けて「スケートボードがオリンピックになるとは思っていなかった。自国開催されるので本当に楽しみ」と抱負を語っていた。