スケートボードの国際統括団体のワールドスケートは9日に東京オリンピック(五輪)から正式種目となるスケートボードのパークとストリートに出場する男女各20人を発表し、日本勢は計10人が五輪出場を決めた。

スノーボードの冬季五輪2大会連続銀メダリストの平野歩夢(22=木下グループ)が、パーク男子で出場することが確定した。夏冬五輪出場は日本男子として史上2人目、男女を通じては東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長らを含め5人目の快挙となる。

平野は5月に五輪予選の最終戦にあたる「デュー・ツアー」に出場。64・08点で26位と予選敗退したが、代表争いをするパーク男子のライバルも相次いで予選落ち。平野の五輪予選ランキングが日本勢最上位を維持することが決まり、開催国に1枠与えられる出場権を獲得することになった。

今大会から採用されたスケートボードでは日本勢10人のうち、平野と堀米雄斗(22=XFLAG)が最年長。最年少はパーク女子の12歳の開心那(ここな)で12歳10カ月での夏季五輪の出場は日本人最年少となる。

大会開幕(7月23日)時の代表10人の平均年齢は17・4歳。他の競技と比べても一段と若さが目立つ顔ぶれとなっている。

 

各種目の日本選手は次の通り。

【ストリート】

▽男子 堀米雄斗(XFLAG)、白井空良(ムラサキスポーツ)、青木勇貴斗(ボードライダーズジャパン)

▽女子 西村碧、西矢椛、中山楓奈(以上ムラサキスポーツ)

【パーク】

▽男子 平野歩(木下グループ)

▽女子 岡本、四十住さくら(ベンヌ)開心那(hot bowl skate park)