東京オリンピック男子スケートボードストリート決勝で、堀米雄斗(22=XFLAG)が優勝し、同競技の初代王者に輝いた。決勝の模様を放送したNHKの番組にゲスト出演した柔道女子ロンドンオリンピック金メダリスト松本薫氏(33)が、堀米のバランス感覚を称賛した。

現役時代の減量や、バランス感覚養成のためにスケートボード経験があることを明かした松本氏は「いやいや、全然違うよ。趣味だから。全然違うレベルだから」と謙遜しつつ「最後の締めの一本。私だったら見事に受け身をとっているところなんですけど、あれを最後に耐えた、バランス感覚と重心移動がすばらしい」と堀米を絶賛。「違う競技ではあるんですけど、勉強になりましたね、本当に」と振り返った。

NHK桑子真帆アナウンサー(34)から詳しく説明を求められた松本氏は「スケートって足に吸い付くじゃないですか。それを動かすので、動きの中で、重心を落としながらついていくっていうのがすごく大事なんですね。それはやっぱり柔道も同じで、動きの中で、自分の技を出すときに、重心をしっかりとらえて相手を持ち上げるとか、相手を崩すとかそういうところにすごく重要になってくるんです。重心移動、バランス感覚っていうのは、柔道とスケートボード、すごく大事になってくるんだと思います」と2競技の共通性を解説した。これを聞いた桑子アナは「まさかの関連性。驚きました」と目を丸くした。

またスケートボードをやる際にサポーターやヘルメットを装着していたか問われた松本氏は「受け身の達人なので(していない)。まっさきにパーンと」と答えて笑わせた。