東京オリンピック(五輪)の男女サッカー競技の組み合わせ抽せんが21日にスイス・チューリヒで行われ、2大会ぶりの出場で、初優勝を目指すなでしこジャパン(女子日本代表)は、イギリス、カナダ、チリと同組になった。

11年女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で優勝し、国民栄誉賞も受賞したなでしこジャパンは、五輪では12年ロンドン五輪での準優勝が最高。前回リオ五輪は予選敗退の悔しさを味わっており、2大会ぶりの晴れ舞台で頂点を目指す。

なでしこジャパンは7月21日、札幌ドームで初戦を迎える。

◆英国 開催国として出場した12年ロンドン五輪以来、2度目の出場。19年女子W杯では1次リーグで日本に2-0と勝利した。同大会で4位、15年女子W杯では3位と、常に優勝を狙える位置にいる。主将のDFステフ・ホートンは、センターバックながらロンドン五輪で3得点を記録した。

◆カナダ 4大会連続4度目の出場。北中米カリブ海予選は米国に敗れて2位で通過した。この予選でFWクリスティーン・シンクレアは、元米国代表FWワンバック氏が記録した国際試合通算184得点を超え、男子を含む代表チームでの歴代得点ランクトップに躍り出た。

◆チリ アフリカ2位の強豪カメルーンとの大陸間プレーオフを制して、五輪初出場をつかんだ。19年フランス大会でW杯初出場を果たした現在のチームは“ゴールデン・ジェネレーション”と呼ばれ、大きく期待されている。