東京オリンピック(五輪)に出場するU-24日本代表メンバー18人に選ばれた川崎フロンターレのMF三笘薫(24)が22日、メンバー発表後に、オンラインで取材に対応した。

自身の選出については「当落線上の選出と思っている」と話し「こういう大舞台で結果を出せるか、出せないか、今後のサッカー人生に関わってくる。こういう舞台で結果を出せなければ、それまでの選手に終わってしまう。ワールドカップ(W杯)と同じくらいの大会。ここでいいプレーができるか、出せないか、キャリアにも関わってくる。人生の中でも、大きな転換点だと思います」と強い覚悟を持って臨む。

独特なリズムのドリブルが魅力。「自然体でやれている時がいいプレー。そこでミスをすれば、軽いとか、責任感がないと言われる。そのあんばいは分かっている。闘志は出しつつ、自分のプレーを出せたらいいな」と本番でも“らしい”プレーで魅了する。川崎の下部組織で育ち、筑波大を経て、プロとして川崎Fに入団し、つかんだ五輪という舞台。「フロンターレのアカデミーでやってきたプレーは染みついているし、そういうプレーが世界に通用するのか、見せないといけないし、遠回りしても五輪で活躍できるということを見せないと行けない」と後輩たちにも、存在感を見せつける。

幼なじみと、メダル獲得に挑む。なでしこジャパン(女子日本代表)MF三浦成美(23=日テレ東京V)も、五輪代表メンバーに選出された。「昔から一緒にサッカーをやって、日本代表になれたらいいね、五輪に出られたらいいね、と話していた中、それがかなったことがうれしいですし、なでしこのところで(三浦が)選ばれていることを見て、自分も選ばれないといなと思っていた中、ホッとしていますし、(三浦が)電話をくれて、お互いに頑張ろうとは話した」と明かした。

 

DF旗手怜央(23=川崎F)(昨年末に左SBにコンバートされ、五輪代表のチャンスを得た)そのポジションをやらなかったら、五輪に入っていなかったと思う。1年延期したことで、評価を上げられた。

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