日本サッカー協会(JFA)は22日、東京オリンピック(五輪)に出場するU-24日本代表メンバー18人を発表した。

エースとして活躍が期待されるMF久保建英(20=ヘタフェ)、MF堂安律(23=ビーレフェルト)らが順当に選出。オーバーエージ(OA)には6月の活動で合流したDF吉田麻也(32=サンプドリア)、MF遠藤航(28=シュツットガルト)、DF酒井宏樹(31=浦和)がそのまま入った。

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◆五輪代表のあゆみ

【創生期】

12年5月 U-15日本代表候補としてキャンプを行い、吉武博文監督のもとチームが発足。このときの24人は今回のメンバーに残っていない。

13年3月 U-16日本代表としてフランス遠征。DF冨安健洋、MF三好康児が初めてメンバー入り。冨安は当時14歳で、175センチ、54キロ。

13年5月 アゼルバイジャン遠征。MF堂安律が代表入り。国際大会で3位。

15年1月 U-18日本代表となり、ロシア遠征で国際大会に参加。DF板倉滉が代表入り。

15年9月 U-19アジア選手権予選で3戦全勝。冨安、堂安らが選出。

16年5月 韓国での国際大会に出場。フランスに1-3で敗戦、ブラジルに2-2の引き分け。

16年11月 アルゼンチン遠征を行い、同国代表と2度の練習試合も2敗。MF久保建英が代表入り。

17年5月 内山篤監督のもと、U-20W杯韓国大会に出場し決勝トーナメント1回戦でベネズエラに敗戦。堂安がエースとして活躍。

【転換期】

17年10月 森保一監督が就任。

17年12月 タイ遠征で森保体制の初陣。M-150杯で準優勝。

18年1月 U-23アジア選手権(中国)で8強敗退。ウズベキスタンに0-4で森保監督「これが実力の差」。

18年8月 アジア大会(インドネシア)で日韓戦に敗れ準優勝。

19年6月 A代表として南米選手権に参加。大会期間中に久保建のRマドリード移籍が決定。

【低迷期】

19年11月 久保、堂安ら海外組が多く参加もU-22コロンビアに国際親善試合で0-2と敗戦。

20年1月 国内組中心で臨み、U-23アジア選手権で1次リーグ敗退。森保監督「時間は限られている」。

20年3月 五輪の1年延期が決定。同年の活動はすべて中止。

【再始動】

21年3月 約1年2カ月ぶりに集合。強豪アルゼンチンと2試合1勝1敗の好勝負。

21年6月 OA含むフルメンバー招集。国際親善試合2試合に大勝。本大会に臨む18人が決定。