間に合った!! サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)の高倉麻子監督(53)が19日、2日ぶりに札幌市内での練習に復帰した。前日18日、頭痛を訴えて宿舎で静養し、練習を欠席していた。一夜明けて体調が回復。前日18日分の新型コロナウイルスの抗原検査で陰性判定を確認し、21日初戦カナダ戦(札幌ド)に向けて指導した。1時間15分ほどの練習を終え、「お騒がせしました。元気です。鬼のかくらんが治まって…」と照れ笑いを見せた。

指揮官不在での本番を回避した。この日、朝食時から元気な姿を見せチームもひと安心。練習前には選手に体調不良をわびると、気づかわれた。FW田中は「謝ることじゃないんで、みんな『大丈夫ですよ。無事で良かったです』みたいな」と、やりとりを明かす。前日18日に主将のDF熊谷も「帰って来てくれることを信じているし、大丈夫なことを願うばかり」と心配していた。そんな選手の思いにも応え、1日でカムバックした。

北海道としては暑さが目立つ連日気温30度超えの中、チームは順調なトレーニングをこなしている。疲労も蓄積するなか、指揮官のように体調も整え、万全で初戦に臨む。【保坂果那】