選手に感染者2人、チーム内に21人の濃厚接触者が出た南アフリカ代表は19日、千葉県内で約1時間半の練習を行った。冒頭の約15分間が公開され、パス交換や軽いダッシュなどで汗を流した。チームは2台のバスを使い、練習場を往復した。陽性者が判明したことを受けて宿舎では自室待機となっており、18日は練習を取りやめていた。

今大会はコロナ対策の特例措置として、選手登録が18人から22人に拡大している。同代表は当初21人での参加を予定していたが、結果的に19人の登録メンバーとなっていた。選手2人が陽性で隔離措置となり、この日は練習場に姿を見せた選手は15人。2人の選手が不在だった。同国サッカー協会によるとDFフロスラーとMFコボがモロッコで17日に開催されたCAFチャンピオンズリーグ決勝に出場し、同日に日本に向けて出発したという。

英BBC放送電子版は、選手2人は高熱の症状を訴えていたと報じている。チームの21人が濃厚接触者と認定されていることからも、22日の日本との初戦に向けて予断を許さない状況が続く。なおチームは毎日検査を行い、試合当日のキックオフ6時間前の検査まで陰性であれば試合は成立する。