サッカー世界女王の米国(FIFAランキング1位)が、まさかの黒星発進となった。

同5位スウェーデンに0-3で完敗し、国際Aマッチでは19年1月19日のフランス戦(1-3で敗戦)以来、45試合ぶりに土を付けられた。FWラピノーは「見ての通り、やられちゃったわね」。五輪過去6大会のうち4大会を制し、直近の世界大会である19年女子W杯フランス大会でも優勝した強豪が、想定外のスタートを切った。

前半25分、スウェーデンはFWヤブコソンの右クロスに、FWブラクステニウスが頭で合わせて先制。後半9分にも、ブラクステニウスがCKのこぼれ球を拾って2点目を決めた。同27分には、再び右クロスからMFフルティグがヘディングで合わせて、ダメ押しの3点目を決めた。右クロスからのヘディングという同じパターンでの2失点は、世界女王らしからぬ失態。大会初日から、番狂わせが起こった。