日本DF吉田麻也(32=サンプドリア)は、テレビの向こうのサポーターへエールを求めた。

五輪前には無観客問題について「選手たちも命かけて、人生かけて、この五輪の場に立っている。何とかもう1度、真剣に考えて欲しい」と訴えていたが、五輪は無観客のままスタート。

試合後には「大会前に発言はしましたが、こうなった以上、自分たちのやるべきことをやれる状況の中でやるだけ。特に意識はしてないです。アスリートとしてルールに沿ってプレーするだけなので、大きな変化はない。サポーターがいてくれたら良かったが、カメラの向こうで1億人が応援してくれていると信じている」と言った。

初戦を白星で飾り、次戦はフランスを破ったメキシコとの一戦。ベスト4に終わったロンドン五輪も経験する日本の主将は「もっともっとできるチーム。こんなもんじゃない。思い切り自分たちを出さないと。そうなれば全然ロンドンを超えられる」と強い自信を胸に、歩みを進める。