英国FWホワイトが日本キラーぶりを発揮した。8強入りを決めた。0-0の後半29分、右サイドからのクロスに飛び込み、頭で後方に流し込んだ。初戦チリ戦の2ゴールに続く今大会3点目。イングランド代表として出場した19年W杯も日本戦で2得点していた。

リーセ監督は「素晴らしいゴールで試合の展開を変えた。彼女はいつでもゴールを狙っているし、日本のようなトップチームとやる時には、彼女のように何もないところから得点を生み出せる選手が違いになる」とエースをたたえた。

そのリーセ監督の戦術も奏功した。前半4-2-3-1で戦った英国は、後半に入り4-3-3システムに変更。「中盤からの飛び出しとダイレクトプレーを増やしたことで日本に圧力をかけた。それがうまくいった」と振り返った。

次戦は1次リーグ最終戦のカナダ戦。同監督は「2連勝で(次戦で)選手を休め、回復させることができる。とてもハッピー」と満足そうに話した。カナダ戦では、ケガで2戦欠場した昨季イングランド女子スーパーリーグ最優秀選手カービーが出場する可能性がある。