東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は27日、国際オリンピック委員会(IOC)と都内のメインプレスセンター(MPC)で開いた合同の定例会見で、台風8号が接近している宮城、茨城の両県で行われる競技(女子サッカー)も現時点で予定通り開催すると報告した。

宮城スタジアムではニュージーランド-スウェーデン戦とチリ-日本戦、茨城カシマスタジアムでは米国-オーストラリア戦とカナダ-英国戦が予定されており、宮城は有観客、茨城は学校連携観戦が行われる。組織委の高谷正哲スポークスパーソンは「宮城では観客の方々にもお越しいただき、観覧いただく。学校連携に関しても同様の対応。レインコートなどの用意をお願いしたい」とした。変更があった際は速やかに直接の案内があるという。

進路が変わったことや日程もあり、この日夜のソフトボール決勝(横浜)や28日の野球開幕戦(福島)については「直近の気象情報を確認した。現時点で変更の予定はない」と高谷氏。会見の冒頭でも台風情報に触れ「北に向かっている。既にアーチェリーやサーフィンの日程変更を発表してきたが、本日もトライアスロンが午前6時30分からの開始が同45分への若干の変更があった」と伝えた。【木下淳】