女子日本代表(FIFAランク10位)は、1次リーグ第3戦でチリ(同37位)に1-0で競り勝ち、決勝トーナメント進出を決めた。

背番号「10」のFW岩渕真奈(28=アーセナル)は2試合ぶりに先発に復帰。得点こそなかったが、前線で起点をつくり好機を演出。後半32分のFW田中の決勝弾は、岩渕のポストプレーからのアシストだった。

1次リーグ突破を決めた後、目は潤んでいた。

「今まで感じたことがないプレッシャーを感じた。ここで終わるわけにもいかなかったし、不安もたくさんありましたが、みんなの力で勝てて良かった。今勝てて、3位で次につながったことがすべて」とほっとした表情を見せた。

有観客での開催で、両親や友人も応援に駆けつけていた。

「お世話になった人の前でプレーできたのはよかった。パワーになるので力になりました」

メダルに向け、決勝トーナメントではさらに厳しい戦いが待ち受ける。30日の準々決勝の相手はスウェーデン。「次で負けるわけにはいかない」とメダルを見据えていた。