サッカー男子日本代表は31日、準々決勝でニュージーランド代表と対戦する。

28日のフランス戦でけがから戦列復帰したDF冨安健洋(ボローニャ)が、30日の練習前にオンラインで取材対応した。「オーガナイズされているチーム。アグレッシブさも感じた。攻守の切り替えがとても速い」と、格下とされる相手にも油断はなかった。

A代表でも主力の存在。開幕戦前日の21日の練習中に左足首を痛めた影響でベンチ外が続いていた。状態について「全然、悪化してない。(試合を)やったほうがよかった」と問題ないことを強調した。不在時にCBとして奮闘したDF板倉を「もともとベンチにいてはいけない選手。刺激し合いながら切磋琢磨(せっさたくま)して個人的にもチームもレベルアップできれば」と、敬意をもって感謝した。

相手の攻撃陣はプレミアリーグで活躍するFWウッドが要注意人物。ただ冨安にもイタリアでポルトガル代表FWロナウド、ベルギー代表FWルカクといった現役世界トップの選手としのぎを削ってきた経験がある。「次も変わらず金メダルをとるための3試合のうちの1つとして臨みたい」。DF吉田主将とのA代表CBコンビで大柄な相手の攻撃をはね返し、完封する決意だ。【岡崎悠利】