サッカー女子日本(FIFAランク10位)は同スウェーデン(同5位)に1-3で屈し、敗退した。

立ち上がりから相手に攻めたてられ、前半7分に相手CKの流れから失点。同23分に田中美南(27=INAC神戸レオネッサ))のゴールでいったんは追いついたが、後半8分には勝ち越し点を許し、同23分にはPK献上から突き放された。

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主将としてチームを引っ張ったDF熊谷紗希(30=Bミュンヘン)は試合後、「(ペナルティー)エリアに入っていく怖さを見せるようなプレーをしなければならなかった。小さいミスが攻撃面でも守備面でもあって、3失点してしまい、苦しくなったかなと思います。私たちがどれだけ跳んでも、あの(スウェーデンの)高さに勝つことはできない中で、ポジショニングだったり、相手へのプレッシャーだったり、自分たちが持った時にはもっと下でつなげるように、意識してやりました」と振り返った。

また、「ここを目指す女の子たちのためにも、もっと上にいって、女子サッカーを見てもらう機会を増やしたかったですけど、ここで終わってしまって、残念です。今後もどういう形が分からないが、女子サッカーのためにできることはやっていきたいと思います」と話した。

熊谷は新シーズンからはバイエルン・ミュンヘンに加入。「新しい環境にうつりますけど、自分のすべきこと、やるべきことは変わらないと思う。リヨンで8年間やって、自分のすべきことが大きく変わることはないと思う。ドイツでのサッカーを楽しみながら、選手として人として成長していけたらと思います」と抱負も口にした。