日本の主将DF吉田麻也(32=サンプドリア)がPK戦で勝利を決めるキッカーを務めた。3人目まで全員成功。先攻のニュージーランドは4人目までで2人が成功。3-2で迎えた後攻、決めれば勝利の場面。右足でゴール左へ流し込み、歓喜の輪の中心となった。

試合後「晃生が2本止めてくれたので正直1本外してもいいかって気持ちでした」とほっとした表情を浮かべながら、GK谷の好セーブをたたえた。

試合は延長戦を含む120分で決着しなかった。一発勝負の決勝トーナメントの難しさを感じている。守備陣としては無失点にしのぎ、「僕たち選手はタフな試合になると想像していたし、その気持ちの準備はしていた。よく後ろは耐えたなと思う」と振り返った。

12年ロンドン大会以来の4強入り。準決勝の相手はスペインに決まった。大会直前の国際親善試合では1-1で引き分けている。「チームを前にプッシュできるように気を引き締めてやっていきたい」と意気込んでいた。