日本DF橋岡大樹(22=シントトロイデン)が代役をしっかりこなした。オーバーエージのDF酒井宏樹(31=浦和)が累積警告による出場停止のため、右サイドバックとして今大会初先発した。

DF吉田らと守備陣としてニュージーランドにゴールを許さず、完封に貢献した。「やっぱり酒井選手がいなくて負けたと言われるのも嫌だし、自分の責任、役割は勝つことだけだと思ったので、貢献できたことは素直にうれしいです」と勝利を喜んだ。

積極的に前へ攻め上がる場面もあった。「後半もいいクロスを上げられたし、点につなげられたらよかったけど、精度はまた上げていきたい」と振り返った。

この日、陸上男子走り幅跳び予選に出場したいとこの橋岡優輝(22=富士通)が決勝進出を決めた。橋岡ファミリーにとっては思い出深い1日となった。他競技ながら刺激を受ける存在に、自身は「酒井選手の代わりではなく、自分の良さを出せるように頑張りたい」と、準決勝で復帰する酒井からのポジション奪取を誓っていた。