サッカー男子日本代表DF酒井宏樹(31=浦和)が1日、練習後にオンラインで取材対応した。

チームは7月31日の準々決勝で、PKの激闘の末にニュージーランドを撃破した。累積警告で出場停止だった酒井はスタンドで見守り「ただただ勝利を願って、信じて見ていた」と心境を語った。

自身は12年ロンドン五輪で準決勝を経験。当時はメキシコに敗れ、3位決定戦も敗戦で4位だった。10年越しの、決勝への再挑戦となる。「本気の3チームが残っている。どれだけ挑めるか。この重圧と責任を持っていきたい」と言葉に力を込めた。また「優勝という気持ちでやってきている。ここまでは順調だけど、常に一番上しか見ていない」と、達成感や満足感はまだまだない。

対戦するスペインとは大会直前に国際親善試合で対戦し、1-1で引き分けている。ボールを保持され、引いて守る時間帯も長かった。「洗練されていて、オーガナイズされている。チームとしてのレベルも高い」と相手の実力を認めつつも「みんなと一緒に初めての決勝にいきたい。勝てば今までなかった記録になるし、記憶にも残ると思う」と勝利を誓った。